T様邸 外壁カバー 施工事例

はじめに
こんにちは。神奈川県寒川町のリフォーム専門店、さむかわリフォームです。
今回は、中古住宅を購入しこれから住んでいくにあたって、メンテナンスの手間を減らしたいとのご相談をいただき、WALL-Jを使用した外壁カバー工事を行いました。
塗装ではなく外壁カバーを採用することで、耐久性の向上とともに外観の印象を大きく変えることができます。
今回の施工では、やわらかいグリーン系の色合いと横張りデザインが特徴のサイプレスを採用し、明るく爽やかな印象の外観に仕上げました。ホワイトの付帯部とのコントラストにより外観の輪郭がはっきりとし、シンプルながらも立体感のあるデザインとなっています。
施工前後の変化やデザインのポイント、外壁カバー工法のメリットについても、動画とあわせてご紹介いたします。
施工データ
| 建物種別 | 一戸建て |
|---|---|
| 築年数 | 3年 |
| 施工費用 | 3,000,000~3,500,000円 |
| 施工先住所 | 神奈川県 |
| 邸名 | T様邸 |
| 採用した商品 | 外壁 WALL-J(OREGON PRIDE) カラー:Cypress(サイプレス) コーナー WALL-J専用部材 カラー:Bone(ボーン) |
施工前の悩み
外壁の色あせやシーリングの劣化が見られ、今後のメンテナンス回数を減らしたいというご相談をいただきました。既存の外壁は経年により色あせが進行し、シーリング部分にも劣化が確認できる状態でした。このまま外壁塗装で対応した場合、将来的に再度塗り替えやシーリングの打ち替えが必要になる可能性があります。
そこで今回は、長期間メンテナンスの負担を減らすことを目的に、WALL-Jによる外壁カバー工法をご提案しました。WALL-Jは樹脂サイディングのため色あせしにくく、塗装によるメンテナンスが不要な外壁材です。また、シーリングを使用せず施工できるように設計されているため、シーリング劣化による打ち替えメンテナンスも不要になります。
さらに、メーカーからは外観性能について30年間変わらないという保証が発行されており、長期間にわたって美観を維持できる点も大きな特徴です。外壁の色あせ対策、シーリング劣化の解消、メンテナンス回数の削減というご要望をすべて満たすため、今回の施工ではWALL-Jが最適と考えご提案させていただきました。
施工前の状況解説
既存外壁は窯業系サイディングでした。劣化状況は比較的軽度で、機能面だけを考えるとすぐには大きな問題が発生しないのではないかと判断できる状態でした。すぐに外壁の性能が失われるような状況ではありませんでしたが、今後のメンテナンス回数を減らしたいというご要望がありました。
そこでポイントとなったのがシーリングの耐久性です。窯業系サイディングは外壁本体よりも先にシーリングが劣化することが多く、外壁材に問題がなくてもシーリングの打ち替えが必要になります。つまり、外壁が健全でも定期的なメンテナンスが避けられない構造となっています。
また、金属サイディングも高い耐久性を持っていますが、シーリングを使用する必要があります。そのため、外壁本体の耐久性が高くても、シーリングの寿命に合わせてメンテナンス工事が必要になる可能性があります。
今回は将来的なメンテナンスをできるだけ減らすことを重視し、シーリングを使用せず施工できる構造の樹脂サイディングをご提案しました。外壁本体の耐久性のみで長期的な維持管理を考えられる点が、樹脂サイディングを採用した大きな理由です。
施工後の動画
施工内容の解説

施工開始後は、まず既存外壁の上から透湿防水シートを施工していきます。透湿防水シートは、室内側からの湿気は外部へ排出しながら、外部からの雨水は通さない性能を持つ防水シートです。外壁内部に湿気を溜めにくくしつつ、建物を水の侵入から守る役割があります。
また、万が一雨水が樹脂サイディングの隙間などから侵入した場合でも、この透湿防水シートが最終防水層として機能し、内部への水の浸入を防ぎます。外壁カバー工法では、この透湿防水シートが建物の防水性能を確保する重要な工程です。

透湿防水シートの施工後は、その上から通気用の胴縁を取り付けていきます。この胴縁に樹脂サイディングを固定していくため、胴縁の厚み分だけ外壁の裏側に空気の通り道となる通気層が確保されます。
通気層を設けることで、万が一外壁内部に湿気や水分が入り込んだ場合でも、空気の流れによって外部へ排出されやすくなります。雨が降った際にも外壁の裏側で換気が行われるため、サイディング本体の含水率を低く保つことができ、膨れや反りなどの劣化リスクを抑えることにつながります。
この通気層は外壁材への負担を軽減し、建物全体の耐久性を高める重要な役割を担う工程です。

最後にWALL-J本体を施工していきます。通気用胴縁に沿って一枚ずつ丁寧に取り付けることで、通気層を確保しながら外壁を仕上げていきます。WALL-Jは樹脂サイディングのため、反りや割れが起こりにくく、長期間にわたって安定した外観を維持できる外壁材です。
また、シーリングに依存しない構造で施工できるよう設計されているため、目地部分の劣化によるメンテナンスの必要もありません。施工完了後は、立体感のあるWALL-Jの質感が建物全体に重厚感を与え、外観の印象も大きく変わりました。
これでWALL-Jサイプレスによる外壁カバー工事の完成です!
施工のポイント
WALL-Jは施工時にいくつか注意すべきポイントがあるため、施工方法について解説します。WALL-Jは樹脂製の外壁材のため、温度変化に多少伸び縮みする特性があります。この特性を考慮せずに施工してしまうと、不具合の原因になる可能性があります。
特に注意が必要なのがビス止めの際の締め付けです。ビスを強く締めすぎて固定してしまうと、温度変化による伸縮ができなくなり、反りや歪みなどの不具合が発生する恐れがあります。そのため、WALL-Jを固定する際は、ビスを規定の深さまで締めた時点で止め、締め込みすぎないように施工することが重要です。
このように、WALL-Jは正しい施工方法で取り付けることで性能を発揮する外壁材です。施工時の細かなポイントについては、実際の作業内容をまとめた解説動画も作成していますので、ぜひあわせてご覧ください!
Before・After


ミニFAQ
Q1 WALL-Jサイプレスとはどのような外壁材ですか?
WALL-Jは樹脂製の外壁材で、サイプレスはそのカラーバリエーションのひとつです。WALL-Jは複数のカラーが用意されており、選ぶ色によって住宅の印象を大きく変えることができます。
今回採用したサイプレスは、やわらかいグリーン系の色合いが特徴で、爽やかで明るい外観に仕上がるカラーです。特にホワイトとの相性が良く、今回の住宅のように窓枠やサッシ、付帯部が白色の建物では、コントラストがはっきりとし、外観全体が引き締まった印象になります。
また、サイプレスは主張が強すぎない落ち着いた色味のため、周囲の景観にもなじみやすく、デザイン性と調和のバランスを取りやすい点も特徴です。
WALL-Jのカラーバリエーションについては別記事で詳しく解説していますので、色選びを検討されている方はあわせてご覧ください。

Q2 外壁カバー工法は外壁塗装と何が違いますか?
外壁カバー工法は塗装と異なり、既存の外壁の上から新しい外壁材を施工する工事のため、既存外壁の劣化状況に大きく左右されず、防水性能を新たに確保できる点が大きな違いです。塗装の場合は既存外壁をそのまま使用するため、下地の状態によっては再劣化のリスクが残ることがありますが、外壁カバー工法では新しい外壁構造を作ることができます。
また、今回のように既存外壁が直貼り工法の場合は、通気層がなく内部に湿気がこもりやすい構造になっています。この場合、塗装では構造自体は変わらないため根本的な改善にはならず、カバー工法または貼り替え工事で通気層を確保する必要があります。この点も塗装との大きな違いです。
一方で、塗装のメリットは費用を抑えやすい点です。既存外壁を活かして施工するため、外壁カバー工法や貼り替えと比較すると工事費用は安価になります。また、塗料は色の種類が多く、カラーバリエーションが豊富な点も塗装のメリットです。
Q3 樹脂サイディングはメンテナンスが必要ありませんか?
WALL-Jはメーカーが色あせに対して30年保証を付けているため、基本的に30年間はメンテナンスフリーと考えることができます。一般的な外壁材のように定期的な塗装によるメンテナンスを前提とせず、長期間にわたって外観を維持できる点が大きな特徴です。
また、WALL-Jはシーリングを使用せず施工できるよう設計されているため、シーリングの劣化や打ち替えを考慮する必要がありません。そのため、外壁全体の耐久性をシンプルに外壁材そのものの性能で考えることができる点も大きなメリットです。
塗装の塗り替えやシーリングの打ち替えといった定期的なメンテナンスを減らしたい方にとって、WALL-Jは長期的な維持管理の負担を軽減できる外壁材といえます。
